アカンチャへのインタビュー、後編は日本で通った小・中学校のことや日本での暮らしぶり、今春から始まる高校生活への期待などに触れています。前編と併せてお楽しみください。
小学校は日本に来てすぐ入った。先生やクラスメイトは優しかったよ。「何かわからないことあったら言ってねー」みたいな。ネパールだとわからないことあっても教えない人多いの。みんな自分のことだけ考えてるから、国が進まない。まあ、人によるけどね。ネパールも優しい人もいる。
日本語はここ(YSCグローバル・スクール)で、いっしょうけんめいがんばった。でもほーんと、漢字は難しい! ひらがなとカタカナやって「簡単、ぜんぜん余裕」って思ってたら、漢字見た瞬間に「日本語って無理!!」。本当にやばかった。「車」だと「くるま」とか「しゃ」とか、読み方がいっぱいあって。あんまり難しいから、うち、いちど泣いて帰ったことあるんだよ、ほんとに。「もう無理、できない!!」って。
3年半経ってもわかんないことがいっぱいある。このまえYoutubeで高1と高2の数学見たけど、「なにこれ?」って。ほんとわかんなかった。間違いもいっぱいするし。「『間違えてもいいから必ずやる』ということを信じてます」。うち、これ、スピーチで言ったんだよ。
6年生で日本に来て、中1までほとんど日本語話せなくて、クラスの子の名前も覚えてないくらい。中2はけっこう友達できた。中3になったらほんとにたくさんできたの! めっちゃ仲いいのは3人かな。親友、っていうんだっけ? 何でも言える。
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