私たちが運営するYSCグローバル・スクールでは年度末が3月ということもあり、今は高校入試を間近に控えた進学サポートや春からの進級を見据えた支援などがピークを迎え、日々が矢のように過ぎていく時期です。
昨年の秋ごろに、Yahoo!ニュースで「日本に暮らす外国人247万人で過去最多に―2017年末には250万人突破の見込み」という記事を公開し、多くの方に読んでいただきました。
在留外国人数は約5年で47万人以上増加し、2017年の1月には「2016年10月末の時点で外国人労働者が100万人を超えた」というニュースが注目を集め、「いよいよ」と感じたのを覚えています。特に'16年以降の変化は大きなもので、外国人に関連する報道も日に日に増えてきているように思います。
この流れに乗って、2017年度のYSCグローバル・スクールにもこれまでにない変化が起きています。そのうちのひとつがスクールに在籍する外国にルーツを持つ子どもの多国籍化、多言語化です。
2016年の時点ではスクールに在籍したことのある子どもたちのルーツは約20の国・地域に留まっていましたが、'17年度には28ヶ国・地域に増加。子どもたちの母語も、これまで多かった中国語、フィリピン語、スペイン語などの他、タイ語、インドネシア語、フランス語、ウルドゥー語、アラビア語等も加わっています。
「外国人の大人が増えれば、子どもも増える」。外国人の方々に働いていただこうと門戸を開くのであれば、その家族や子どもたちの教育・福祉をはじめとする生活面も整備していかなくてはならないということを、まさに実感するような日々が続いています。
これまでの動き
さて、今回の記事では2018年の外国にルーツを持つ子どもたちや移民の方々に関連する社会的な動向を予測してみますが、その前に'17年までの動きを大まかに振り返ってみたいと思います。
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