広がる「高校に入る」ための支援

外国にルーツを持つ子どもたちの高校進学率は徐々に改善の傾向が見られますが、まだ日本人の子どもたちの進学率と比べると圧倒的に低いのが現状です。

こうした状況を少しでも改善できるよう、支援者や当事者(およびその保護者)、行政が参考にできる情報源として、外国人特別入試制度に関する都道府県間の違いが一覧にまとめられ、公開されています

この一覧を作成したのは「外国人生徒・中国帰国生徒等の高校入試を応援する有志の会」。外国人や外国にルーツを持つ子どもを支援する日本各地の団体や研究者などが、都道府県と政令指定都市ごとに担当を分担し、それぞれの教育委員会へ問い合わせた情報を元に集約されました。

また、一部の地域では支援者や教育委員会などが自主的に「多言語進学ガイダンス」を実施しており、子どもたちの高校進学率を上げるために様々な取り組みが行われています。

こうした高校に入るための支援が広がる一方で、高校進学後に何らかの理由で中途退学してしまう生徒が後を絶ちません。私たちが2010年より支援し、高校に進学した外国にルーツを持つ子どもたちのうち、残念ながら高校をやめてしまった子どもたちは15%を超えます。

日本人を含む全体の高校中退率が2015年の調査時点で1.5%(文部科学省「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 平成26年度」)であるのに対し10倍もの開きが生じており、見過ごすことのできない課題となっています。

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